塀と擁壁って何処が違うの?

塀と擁壁って何処が違うの?

もし、あなたが買った土地に想定外の事態が判明したらあなたはどうしますか?
自己防衛が自身の財産を守ります。

 

質問・・・・「塀」と「擁壁」の違いが分かりますか?

 

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図1・・・塀はその性質上から、境界に沿って設置されている場合が多く、構造上も左右対称にしやすいため、塀の中心を境界に合せる場合も多数見受けられます。

 

 

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答え・・・塀と擁壁の違いは、土を受け留めているいるかいないかです。

ポイントは、敷地の高さが隣地と高低差があれば擁壁ですし、ない場合は塀(ブロック・フェンスなども含む)と考えられます。

よくある塀と擁壁のトラブルであるのが、擁壁なのに「塀」と思い込んでいる場合です。
お隣の擁壁なのに、その工事で費用負担を求められる。(参照「知らないと損するポイント 境界編・・・擁壁は誰のもの?」)

擁壁なのに、境界が壁の真ん中に位置している。
擁壁なのに、「塀」で使用するブロックを材料として使用している。(手抜き工事)
また、通常のブロック塀などに使用している空洞ブロックで擁壁の役割を果していると、新しく家を建てるときに、各行政の建築審査課から改善の指導を受ける場合がありますので注意が必要です。

 

以上が、土地購入~知らないと損する大切なポイント~塀と擁壁って何処が違うの?編です。

最後まで、お読みいただきありがとうございます。

ここで説明をさせて頂いた内容は、代表的な事例を、分かり易くご説明しております。実際の土地取引の場合には、その他の問題も含め、複雑な状況があるのが現実です。これから土地を買おうとしているあなたは、購入後に後悔をしないよう、自己防衛することを忘れないでください。

 

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